彼らの訴え

ニューハーフやドラァグクイーン、ゲイやオカマがここぞとばかりに活躍できる場所。それがレインボーパレードだ。レインボーカラーはその昔同姓愛者や両性愛者そしてトランスジェンダーなど全てにおいて異端とされている人たちがその存在を知らせるべく、そして決して後ろめたい気持ちはないんだといことを訴えるべく世界各国で共通するもの。その旗を掲げて街をパレードするその姿はとても強く、少し心の病を抱えた人がみても元気をもらう事ができるのだ。

このパレードは勿論日本でも開催されており、それがどんどん人がって行けばいいなという願いも込められているだろう。どうしても知らない人同士となると引っ込み思案になる日本人でも共通点があることを知ればたちまち絆が深まるのが日本人の特徴。それでもこれからはどんな事にもめげずにがんばりましょーっと言ったところだ。

辛い過去は今を生きる証

トランスジェンダーを抱える人の話をしたが辛い時期の辛い思いは本人にしかわからないもの。ニューハーフの中にも大変つらい経験をした人がたくさんいるのだ。ニューハーフが恋愛をするなんてもってのほかだとされていた時代にはどうしても表向きにはニューハーフになろうとしていることなんて言えるはずもなく、それでもこれからはどんなことがあっても楽しい人生を貫くために信念を以って進んでいかなくてはならない。

ニューハーフと恋愛をしたいと考えている男性の中には過去に抱えている大きな辛い出来事をも包み込んであげたいという広い心の持ち主がいるそうだ。

ニューハーフだけでなく様々な問題を抱えているとして、男性の心の広さに思わず虹色を思い浮かべる人物は多いと思われる。クィア理論には非常に興味深い思想が多く説かれており、そのなかの一つをここで紹介。

ニューハーフへの理解と興味

ニューハーフだろうが異性愛者だろうが人と恋愛をしている延長線上には必ず性行為が待ち構えているものの「ジェンダー問題」とは男女の間に生じるありとあらゆる問題。社会的に見ても生物学的にみてもセックスというものはジェンダー問題に大きく関わっているのだという。そのものがジェンダーなのだと。

男女の問題ですら解決されていないことばかりであるのに、ニューハーフの恋愛事情をここだけで理解しようとしているなんて無謀なことはやめて今すぐにでもニューハーフという一種のクィアな世界に一歩愛を踏み入れてみることであなたの世界も大きく変わり更に人間として一つ成長することができるかもしれない。クィアは無限なのだ。

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